Winnyの新ソフト「オズテック」というけれど...
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(35)=東京都=の第21回公判が20日、京都地裁(氷室眞裁判長)であった。弁護側は、金子被告がウィニーの技術を応用して、映画などの商品を安全に流通させる新たなファイル交換ソフト「オズテック」を開発したことを明らかにした。
ウィニー 開発者、今度は安全に流通させる新ソフト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060321-00000014-maip-bus_all
弁護団によると、新ソフトはアップロード(転送)する側の制限や問題ファイル削除などの管理技術と課金システムを用いるため、情報流出や著作権侵害を防げるという。
ちょっと待て! 現状のWinnyのウィルス対策ができるわけでもなく、単にWinnyの後継ツールを出しただけではないのだろうか。現在のWinny利用者、もしくは過去の利用者が新しいツールに移行するなんて考えられない。また、重要なことは、情報流出や著作権侵害を防げるというが、具体的な解決策を示しているわけでもなく、単に安全ですと言っているだけのように感じる。
金子被告の弁護団は、「Winnyも手を加えさせてもらえれば、ウイルス対策を施せる」と言っているが、もう既にダウンロードしてインストール済みのWinnyにも有効かどうかは大きな疑問が残る。なにせ、専門用語言うピアトゥピア型のソフトウェアなのだから。通常のサーバ型であれば、サーバのソフトウェアを書き換えればそれ以降は新しい機能が有効になると思われるが、ピアトゥピア型はソフトウェアが各PCに存在していてそのソフトウェアの書き換えは、PCの持ち主の操作以外には難しいのである。
と考えると、信憑性があると思えない新しいWinny「オズテック」は、単にリスクをばら撒いているだけのように感じる。著作権侵害の問題もクリアになったとは思えない。それは、ユーザー側の責任においてという但し書きは必ず残る。これでは、CSR(企業の社会的責任)ということから考えれば、時代に逆行していると言わざるを得ない。
ファイル交換の主な目的は、著作権侵害以外の他ならない。これを放置させてよいのだろうか。テクノロジーは、絶えず社会の流れに沿っていなければならない。今回、金子被告は、ソフト開発会社との共同プロジェクトで発売間近だという。
ちなみに、オズテックで検索すると「有限会社オズテック」がヒットされ、この会社もソフトウェア会社ですが、このオズテックとは無関係のようです。共同プロジェクトを行っているソフトウェア会社は、株式会社ドリームボートです。




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