情報システム部門現場の悩み その6
Symantec AntiVirus Corporate Editionについて
企業内のセキュリティ管理者は、ウィルス定義ファイルの管理を行うために、管理するためのツールを利用している場合もあるだろう。例えば、シマンテックのSymantec AntiVirus Corporate Edition(以下、SAVCE)などのサーバー・クライアントの関係を提供するツールだ。これを利用すれば、サーバーから、リアルタイムにクライアントの状況を把握でき、必要があれば強制的にウィルス定義ファイルを配信することができる。
しかし、クライアントPCのOSをWindows XP SP2にアップデートした途端このサーバ・クライアント間の通信が途絶えてしまったのだ。SP2で標準で機能するWindows FireWallが、SAVCEの通信も遮断してしまうことが原因である。
せっかくのSAVCEも、OSのセキュリティを上げるべくバージョンアップしたおかげで、今まで使えた機能が使えなくなってしまうことが起きてしまったのだ。この状況を克服するには、さまざまな方法があるが、Windows FireWallに例外処理として、SAVCEのプログラムを登録する(ファイアウォールに穴を開ける行為)などの作業が必要となる。これらの作業は、なかなか一般エンドユーザーに依頼できるものではなく、管理者が1台1台クライアントを回って作業を行うことが必要になり、多大な工数が必要になるだけでなく、その対応策を調査すること自体が専門ノウハウを必要とするものであり、お手上げ状態になっていた企業も少なくないのだ。
これらは、SAVCEに限ったことではなく、その他のウィルス対策ソフトでも、また、サーバ・クライアント間で連携する多くのシステムで同様の状況が発生した。企業側から見れば、セキュリティを上げるためにSP2を適用したが、今まで利用できていたツールやシステムに支障が生じ、混乱を招く結果になってしまったのだ。




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