インディペンデント・コントラクター
インディペンデント・コントラクター(以下、IC)とは、個人(もしくはそれに近いレベル)で企業と対等以上の関係を維持しながら、複数の企業と契約して仕事を進めていく新しい仕事の形態。個人事業主であろうと、会社組織にしていようとICと名乗ればICである。
それだけに、明確な区別はないのかもしれない。自分がICだと名乗ればICなのだ。リクルート系では、プロワーカーと呼んでいる。標準的な呼び方もない。しかし、ここ数年注目を浴びている働き方である。
小生も会社に属して入るがICを名乗っている一人。コンサルタントの多くはICなのかもしれない。
仕事柄、様々な業者と仕事を一緒にする機会が多い。業者にも、大手企業、中堅企業、中小企業、そしてICの方々とまちまちである。
振り返ってみると、ICの特徴が見えてくる。いい会社、悪い会社(相性のいい会社、悪い会社)があるように、ICにも同じことは言えると思うがICの仕事の進め方の大きな特徴は柔軟性にあると思う。
中堅以上の業者によくあることで、「これは、うちでは責任をもてませんからできません。」「こういう条件であれば、お引き受けいたします」「それを実現するためには、この部分も弊社に任せてください」という言葉をよく聞くことがある。まぁ、100%間違ったことではないが、責任が取れにくいもの、複数の業者が絡んでその責任の境が明確にならないものなどは、このような言葉が必ず返ってくる。
しかし、依頼主(発注者)にしてみれば、「今更そんなこというなよ」「それを何とかするのが仕事だろ」という気分になってしまう。
これがICだと「何とか調整してみましょう」「ここをこうすれば何とかなりそうです」「少し強引ですが、私がやってしまいましょう」という前向きな発言が多いことに気づくのである。
結果的に、同じことを実現できたとしても、依頼主(発注者)の気分は大きく違う。ICの動きの方がICにとってはリスクを多くとることになるが、ICの懐の深さで収められてしまう。
決して、大企業、中堅企業よりもICの方が良いとは言わないが、依頼する内容によってはICの方が小回りや融通性が利いて、いいものが早く出来上がることも少なくない。
業者に依頼するとき、業者の信用力があれば万が一の時に何とかしてくれるという印象もあるだろう。大きな企業の方がノウハウがあるだろうと思われるだろう。しかし、実際に担当するのは人間である。大企業の担当者だろうとICだろうとクライアントのためにサービスを提供する部分は変わらない。
大き目の業者に依頼するのは、依頼者が業者しか知らないことに尽きる。ICの活躍を知っていれば、業者に依頼する案件、ICに依頼する案件をコントロールできているのだ。
ぜひ、業者に依頼して不満が残っている方は、クライアントに密着して仕事をプロとしてこなすICにも注目していただきたい。肝心なのは、依頼する先の看板ではなく担当する人物なのだから。




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