定価があってないようなものの金額を告げるとき
今、一部で(?)注目の日本版SOX法と内部統制。「これから取り組む企業のための日本版SOX法と内部統制」を読まれた方から講演の打診を頂いた。何でも、知り合いの方が日本版SOX法をテーマに講演できる人を探しているという。小生の著書を読まれて、会社名からWEBにアクセスし電話をかけてきていただいたようだ。
講演の依頼、もしくは打診で結構困るのがフィーの出し方なのである。小生の頭の中のそろばんでは、参加者が3名であろうと300人であろうとフィーは変わらないというのが原則を持っている。先方の状況をうかがうと、400名規模の講演だという。こうなると、こちらで持っている講演の定価がマッチするのか、しないのかという不安感が妙に襲ってくる。
先方もある程度の金額は想定しているだろう。その金額にかけ離れて高く金額を言っても困るし、低く言ってはもったいないと思ってしまうのである。堂々とした受け答えをしていればいいのだが、不安感からか声が上ずってしまう。
しかし、小生の場合、この不安感を長くは引きずらないよう心がけている。自分で決めた定価というものに自信を持ちたいからである。だからこそ、WEBサイトにも堂々と定価の数字を掲げているのだ。違う金額を言ってしまえば、信頼を疑われてしまう結果につながる。
今回の電話では、直接の担当者ではなかったのでどの場では決まらず後日、正式に担当者から連絡を入れるということで終わった。
サービス業などは特にそうだが、定価があってないようなもので商売している。同じサービスでも受け取り方が違い、高いと思われる方も安いと思われる方もいらっしゃる。理想を言えば、安いと感じてくれるクライアントには高く費用を出し、高いと思われるクライアントには低めの金額を提示するようなことが出来ればいいのだが、そう簡単にはいかない。
結局は、悩みに悩んで「自分で決めた定価を信じるしかない」ということに落ち着くことを幸いにも小生は知っている。
これで断られたら仕方がないと思えるかどうか... やはり、経験がここでもものを言うと思う。「高く売りたいと欲求」と「受注したいと欲求」との格闘技である。








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