力み... 目に見えぬ障壁
小生は、高校まで野球をやっていた。大学生になり、母校の高校の野球部の監督もやった。社会人になって、ゴルフに熱中した。そんな中で、気づいた点は多い。その中に一つに「力み(りきみ)」がある。「力み」とは、遠くへ飛ばそう、強い打球を飛ばそう、もしくは、速い球を投げよう、遠くね投げようとして、力を込める際に余計な力が加わりすぎてその効果が減失してしまうことだと考えている。
力を入れれば良いというものではない。最大の効果を生むには、パワーとスピードとコントロールの3要素が複雑に入れ込む。それぞれのバランスが取れてこそ、最大限の効果、結果を生み出すのだ。
野球やゴルフでは、スピードやコントロールは上がれば上がるほど効果が上がる。しかし、パワーは、そうではない。余計なところに... 必要以上のパワーが加われば、スピードが落ちる、コントロールが落ちるいう結果を招いてしまう。
しかし、当の選手は、余計なところ、必要とされるパワーを知ることが非常に難しい。経験のみがそれを知る唯一の方法だ。そのことを身体が知るまで、覚えるまではしゃにむに「力む」のである。
力まなければ、自分の最適なパワーの使い方は分からない。もしかしたら、そのパワーの最適な使い方が一生分からないで終わる選手もいる。手を抜くのではなく、リラックスした状態を作るのが最適なパワーの使い方かもしれない。
これは、スポーツに限ったことではなく、ビジネスにでも同様なことがいえる。新社会人や新しいビジネスを始めるときは、とにかく「力む」のである。一生懸命になりすぎる、熱くなりすぎる、手を出しすぎるという状況がまさにそれである。ビジネスがこなれてくると、自然と受け流して、進められることが最初のうちは不自然になる。最初から、スムースに進められるビジネスはない。
力まなければ、分からない、力まなければ、成功しない。しかし、力みっぱなしでは失敗する。それが「力み」なのだ。いつ、その力みが取れるか。いつの間にか、力まなくなったということも多い。意識が他のところに移った瞬間に、自然になれたということもある。
力むという小失敗が、成功へのステップにもあるし、大失敗の要因にもなる。誰もが陥る力みの克服が、ビジネスの成功と直接は関係がないかもしれませんが、力むことによってドキドキしたり、夢を見たりすることもできる。
ビジネスにおいては、いつも力んでいたいとも思う。




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