WBI コンシェルジュのブログ
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主従から相互へ


 掲題は、企業間同士、人同士の関係のこと。一つの大きな壁でもある。小生の場合、ソフトウェアハウスでの勤務経験がある。そこでは、直接エンドユーザから契約をもらおうというよりも、メーカーなどからの請負を主たる売上にしていたことという印象がある。直接、エンドユーザーから契約をもらえれば、利幅は大きいが営業費用がかかったりその手法に悩まされることになる。一方、メーカーなどからの請負であれば、ある程度安定した受注や長期の受注を見込めるが、主体的な仕事ができない。
 
 メーカーなどからの請負や紹介の場合は、主従関係に近いだろう。もちろん、もっと親密な関係もあり一概に言えないことは知っているつもりだが、主従関係に近い。この主従関係を築くことも簡単なことではない。自社の強み、実績を認めてもらう必要があるからだ。仕事を委託する場合でも、一見さんの業者には勝ち目がない。仕事の成功を見込める企業にしか委託しずらいのだ。
 
 しかし、主従の関係では面白くない。仕事が発生し(発生させることが一番難しいのだ!)、その仕事を業者に振る場合に、自社に依頼されるとは限らないのだ。いくつかある業者の中から選択されて仕事が振られてくる。あくまでも、受身の状態。いくつかの仕事をこなし、実績や信頼が生まれて初めて優先的に仕事がやってくる。あくまでも優先的にだけれども。
 
 この主従関係から一歩脱却した形態が、相互関係かもしれない。これは、お互いの力量を認め合い、信頼し合える関係とも言える。主従関係では、従が主に仕事を依頼することはまずありえない。この従が主にも仕事を依頼し、主も従に対して仕事を依頼し合える関係だ。この相互関係になるためには、自社での営業力が必須となる。つまり、仕事を生み出す力である。生み出さなくとも、仕事を集めてくることでもいい。自社ではこなせない仕事でもいい。
 
 21世紀の企業のあり方としては、主従関係から相互関係への脱却・進化にあると思う。いかに、新しいビジネスを生み出せるか、相談し合える企業をいくつ持てるかが重要だ。自社のビジネスは小さくてもいい。他の業者へ相談を発信できる企業が強くなる。これらの相互関係の企業グループが、仮想コンツェルンとなり、大きな力となる。その流れに乗り遅れてはいけない。自社が主導するくらいの勢いがなければ、埋没してしまう。
 
 仮想コンツェルンには、過去の実績よりも新しいアイディアが勝る。それだけに、ビジネスチャンスが膨らむ。クライアント-サーバー型と、インターネットのようなピアツウピア型の関係に似ている。
 
 どこからでも仕事が生まれる。そんなビジネスグループが、あちこちで生まれてくるかもしれない。







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