目先の利益にならなくとも最善を尽くす
先日、知り合いからビジネスの相談を受けることになった。自社では取り扱えない作業を請け負って欲しいという内容。まずは、簡単な打ち合わせをさせていただいた。
その内容からすると、小生では対応できない内容と判断せざるを得ない内容だった。携帯サイトの開発に関する内容であり、WEB開発を行っていないため直接その要望にお応えすることができなかった。しかし、その実現方法を提示できないわけではない。いくつかの方法が頭をよぎる。
まず、一旦小生で仕事を請けて、実際の開発は他の業者と連携しながら実現させていく方法。小生は、WEBの要件定義や設計は得意としていることもあり開発の部分を他社と連携しプロジェクトを立ち上げることで実現はできる。しかし、この方法だと大規模サイトや多くの予算がつくような案件には最適だが、規模が小さい案件の場合費用が高くなってしまう。費用対効果が合わなくなるのだ。
次に思いつくのは、完全にこの仕事を断ってしまうこと。ビジネスにおいて、断る勇気は非常に大切だ。自社のスタイルに合わない仕事を請け負うことは、中長期的な視点を持てば得策ではない。求めるアウトプットが出せないと判断できれば、断ることもマネージャーとしては求められること。
そして、要求することを実現できる業者を紹介して、自らはプロジェクトから外れること。無報酬で、きちんと仕事がこなせる業者をご紹介することである。
小生の場合は、いくつかの業者にお声かけしてクライアントの要件を提示し概算のお見積もりを出させる部分を無報酬で協力することを提案した。もちろん、割が合わないだろう。しかし、数多くの中から小生に相談を持ちかけてきてくれたことに対するお礼として、実現の道筋をつけてあげることがベストだと考えた。
プロジェクトには小生が加わらないので、費用は抑えられる。小生のコネクション力を評価していただければ、ご紹介する業者も信頼していただけるだろう。小生のスキルやコンサルティングを必要としない案件であれば、小生が無理やり入り込むこともない。
クライアント様からは、「それでは申し訳がない」とおっしゃっていただいたが、そうお感じになっていただけたことが小生のアドバンテージになるとすれば丸損ではない。
業者にしても、何もせずにクライアントを紹介してもらえれば悪い気はしないだろう。
大岡越前の名裁き「三方一両損」を超える「三方一両得」かもしれない。
小生のビジネススタイルは、これが基本。”職人”という言葉が大好きだ。「しかたねぇな、一肌脱ぐか...」いつもそんな気持ちでいる。




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