「必修科目の履修問題」と「内部統制」
公立、私立の高校での不正が問題になっています。必修科目の履修問題です。世界史という名目で地理を教えていたなど、本来、高校生として最低限勉強しなければならない科目を大学受験に関係がないなどという理由でごまかしていたといいます。
これは、企業でいう不正取引にあたるのではないでしょうか。ルールを破り、ウソをついて、健全性、成長性をアピールしていたというのは、カネボウやlivedoorの事件と全く同じ様相です。
これにより、他校の生徒との平等性や履修科目の履修による受験や卒業の影響など学生・生徒によるしわ寄せで片つけようとしています。
この原因はなんでしょうか。新聞各社では、ゆとり教育による授業時間減が大きな原因のように報道しています。授業時間の削減を迫られながら、受験というハードルはいっこうに変わらず、難易度、競争力は増しているというギャップに、公立、私立高校の苦肉の策、やむを得ない策としてまかり通っていたということでしょうか。
「ゆとり」って何でしょう... 第三者から与えられるものではないでしょう。「ゆとり」は、自分自身で作るものと思います。ゆとり教育の弊害は、これに始まったことではありません。百害あって一利なしということも言われています。しかし、ゆとり教育の方針を見直したという報道はいっこうに聞かれません。なぜでしょう。問題があることは、分かっていながらそのまま先延ばしにしている構図こそ、この履修問題に表れているのではないでしょうか。
もちろん、カリキュラムをごまかした教師、校長が悪いのは言うまでもありません。しかし、その状況を野放しにした教育委員会哉とするお役所、さらには政治は何をしていたのでしょうか。今回も、そのしわ寄せは一番立場が弱い学生・生徒に集中してしまっています。
企業では、このようなごまかしの聞かない、ウソのない、不正しにくい、ミスをカバーできるしくとして「内部統制」の導入が迫られています。内部統制は、企業だけの考え方ではありません。学校をはじめ、お役所仕事にも内部統制は必要です。
ぜひとも、複数の人間が集まる場所には「内部統制」の導入すべきだと思います。決して、上場企業だけが必要な仕組みではありません。




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