商品企画のコンサルティングから学ぶ
先日、珍しい仕事の依頼がありました。そのクライアント様では、新製品を考え、開発に着手しているそうですが、その製品の仕様やコンセプト、良い点・悪い点、売りになる機能・ならない機能、内部統制から見た製品の特徴などを率直に言ってほしいというものでした。
依頼を受け、自己紹介のメールを返信し、検討していただいた結果、半日2度の打ち合わせの契約となりました。よくコンサルティングの場合、報告書の提出というものがアウトプットとして求められますが、今回は意見発言がアプトプットということとなり報告書の作成はありません。
決められた時間にクライアント様へ訪問し、早速打ち合わせとなります。
まずは、その製品について中身を知らなければなりません。その製品説明、サービス説明で1時間頂き、感じたことをそのまま言って欲しいということでした。お互いに質問を交わしながら、良いと思う点とそうでない点を言い、議論を進めていく方式でした。
説明を聞きながら、質問を交わしながら、その製品の使い方、用途、何が効率化できるのかを把握し、そして感じたことをフィードバックしていく中で、クライアント様が予定している用途とは別の使い方の方が良いのではないかという意見が小生の中で芽生え始めたのです。それも、そのままお伝えし、1日目は終了しました。
そして、数日後の2日目。前回の結論めいたものを振り返りながら、問題点、課題、長所を整理していきます。
ここで、クライアント様の責任者の方がいらっしゃって、心に溜まっているものを吐き出すように小生に話しかけてくるのです。その要点は、
・この製品の開発・販売企画をこのまま進めていくにあたり、確証が欲しい
・何が良くて、何が要らないのか。結局、買ってくれるものなのか。
・コンサルタントなんだから、そのあたりをきちんと情報を出して欲しい。
というものでした。言いたいことは分かりますが、それを一つずつクリアにしていくことが大切で一気に解決できるものではありません! と心の中で叫びました。今回は、じっと聞くことで責任者様のつっかかえを取ってあげるべきと感じたのです。
なぜなら、責任者としての今後の舵取りのプレッシャーと闘っておられるなと率直感じたからです。いわゆる、産みの苦しみかもしれません。この先、この新製品のプロジェクトを進めるには、多くの予算と工数が必要になってくるでしょう。売れるか、売れないか分からないモノに対して、将来を予測し、責任を追うことは非常に苦しいものです。
小生にもできることと、できないことがあります。必要以上の難解な課題に対しては、お引き受けできないこともあります。しかし、スーパーマンでない以上、どのコンサルタントに依頼してもどこかで限界があるのも事実です。
新しい製品を産み、世に送り出すためには、多くの苦しみと不安が付きまといます。これを少しでも解消し、良い方向に持っていくのもコンサルタント仕事であります。
要求されるものが大きければ大きいほど、こちらも多くの引き出しと知恵と時間を使って要求に応えられるものを出していきます。ここに、コンサルタントとしての成長もあると思います。
今回は、2日間という契約でしたが、もし、続けて小生の経験や知恵が必要だとお感じになりましたら、またお声をかけてください。精一杯、クライアント様の立場に立って感じ、考え、創造していくつもりです。




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