イチロー
イチローの新契約が、5年総額9000万ドル。出来高含めて5年1億ドルが締結されたらしい。アメリカメジャーで、強打者でない者がこれほどの高額年俸を勝ち取ったことに大きな価値があり、日本のみならずアメリカメジャーの大きな文化、価値をもぶち破ったことになる。
イチローの凄さは、表面的ではない本質に近いところに存在する。それを皆が分かっているからヒーローなのだ。しかし、その凄さを小生が説明できない。凄いとしか言いようがないところが凄いのだ。よく、新聞や週刊誌、専門WEBでは、様々な論評をだして賞賛しているが、そんなもんではないだろうし、イチローの価値観、存在感は語りつくせない。
このような領域に達すると、接するのが怖くなる。共有できるものが少なくなるから、話が合わなくなる。インタビューで、イチローにとってつまらない、低レベルな質問には一切答えないということでも伺える。違う世界、特に自分よりも低い世界にいる人とは、価値観が違うので答えることがウソになりうるからだと思う。真意が曲がって解釈される。つまりは、自分の言ったことがウソになる。これでは、インタビューに答えないほうが良いとなるのもなんとなくうなずける。
我々のビジネスの世界でも、この構図の縮小版が存在しているのではないだろうか。異なる世界でのやり取りに、ギャップからくる誤差・誤解が生じ、トラブルになる。でも、イチローのようなヒーローが存在しているわけではなく、単なる自分の世界の主張合戦であるので、妥協しないことがトラブルの要因となる。
お客様であろうと、業者であろうと、異なる価値観や文化を持った相手と協調することは言葉で言うほど簡単なことではない。負けられない勝負の連続がビジネスだ。
小生のビジネスは、この異なる価値観・文化の両者(両社)の間に入って調整を行うこと。小生が、イチローとはいかないまでもヒーローにならなければならない。両者(両社)から存在意義を認めてもらわなければならない存在。イチローまでの高額な報酬といかないまでも、それなりの報酬を頂ける存在にならなければならない。
イチローのプロ性を見習いたい。見習うだけだったらイチローも文句は言わずに「勝手にどうぞ」とうなずいてくれるに違いない。イチローのプロ性の正体は、小生は”影の努力、練習”だと思っている。




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