上質な時間
最近、仕事に追われ、子供に追われ、今という時間を精一杯追いかけてきた。辛くはないが、余裕はなかったかもしれない。と、そんなことを無理やり思い、自分を納得させて、ひと時の上質な時間を過ごそうと計画。仕事が、ひと段落していることと、7月からのビジネスへの気勢を上げるため。
何しよう、どうしようを悩んだ挙句、上質な時間をテーマに時間を過ごす、時を感じることを計画。
関西出張の泊まりのある1日。仕事が早めに終わったとき。とうとうそのときが、訪れた。
まずは、仕事をきちんと終わらせ、夕方6時以降は、パソコンを開かないことを決めた。携帯の電源も切りたかったが、仕事柄、緊急の連絡が入ることもあるので、電源は切らないようにした。幸い、その日は、携帯が鳴ることはなかった。
前々から調べておいた料理屋に、数千円だがコース料理を注文。いつもはビールだが、日本酒をお燗していただいた。少しずつ料理が運ばれ、一品一品料理の説明を受けながら、少しずつ少しずつ頂いた。店内のかすかに流れるBGMを聞きながら、暗くなる外の風景を見ながら、1秒1秒時が流れる瞬間を感じながらの落ち着いた食事。
今まで、1人でこんなときを過ごしたことがあっただろうか... 記憶にはない。しかし、非常に落ち着いた大人の時間を感じながらの食事となった。出てくるお料理もおいしい。一つひとつの食材の味もいつもとは違い、甘み、苦さ、酸味、歯ごたえを感じながら頂くことが出来た。
一通りのお料理が出され、時計を見ると1時間の食事だったがゆったりとした貴重な上品な時間を過ごすことが出来た。料理を食すだけでなく、時を感じる貴重な時間を過ごすことができた。
ホテルに戻り、ゆったりとお風呂に浸かり、その余韻に浸る。心地いい...
しかし、その上質な時間に浸れるのも、お風呂から上がると同時に終わってしまう。
部屋に戻り、パソコンにスイッチを入れた瞬間。日常に戻る。
しかし、短い時間だったかもしれなかったが、少しだけ贅沢な時間を過ごし方を初めて体験した感じ。
またいつか、こんな時間を過ごしたいと思った。




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