自分の弱さを知ることで人を活かす
管理職として、人を使う、人を活用する、人を活かすことは、大きな仕事です。これが全てと言っても過言ではないかもしれないほど、大きなテーマでしょう。
人を活かすことは、簡単なことではありません。誰でもできることではないかもしれません。だからこそ、管理職としての仕事に価値があると思います。
人を活かすとは、いろいろな視点やハンドリング方法が議論されるでしょうが、ここでは、ほんの一つだけ、ポイントを挙げてみたい。それは、人に対して満点を求めないこと、完璧を求めないこと。
しかし、これができそうでできない。ミスに対しての対応力が管理力と言っていいかもしれません。人はミスするもの。このことは、分かっているようで分かっていない。指示したこと、お願いしたことは、予定通りにリターンされるものだと思っている人が多い。商品やサービスを購入するものと同じ感覚で、人を管理しようとしてしまう。
人はミスするもの。大事なのは、ミスを早期発見し、被害を最小限にとどめる力。これが、管理職に求められる能力の一つです。
ミスしてしまったことをとがめることは誰でもできます。時に、とがめなければならないときもあります。しかし、とがめてはいけないときもあります。ミスが小さければ、自らの時間や知恵、作業、工数でカバーできる。こんなときは、とがめてはいけません。カバーすることも自らの仕事なのですから。当たり前のことを行うだけと考えなければなりません。
人はミスする、人は弱い。このことを理解するには、自分自身の弱さを知らなければならないでしょう。自分自身の弱さを認めることは、弱さをひけらかすことではありません。自分自身が過去に失敗してきた経験、ミスしてしまったことをきちんと見つめること、逃げないことが大切なことなのです。
しかし、かっこつけたい、大きく見せたいという気持ちは、誰にでもある気持ちです。この気持ちをなくすことはできませんが、そのまま野晴らしにしておくことはいけません。いかに、コントロールするかなのです。時には隠し、時には欲求を満たす。そんな気持ちのコントロールができれば、人に対する管理能力も育ってくると思います。
自分の弱さを知る人が、強い人とも言えるかもしれません。
自分をコントロールできない人が、他人を管理できるわけもありません。
私自身、数々の失敗を繰り返し、そのたびに後悔し続けてきて、人に助けられてきました。助けられたことは、忘れません。助けていただいた人に感謝することは当たり前ですが、逆の立場で助けてあげられるようになりたいと思うようになりました。
相手を活かすためことで、自分が活かされる。これが、管理職の極意かもしれません。




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