世界的な景気後退だからこそ
Green Span氏が議会で「100年に一度」の危機と言われたそうだが、日本においては8月のアーバンコーポレーションの民事再生申請が不動産業界の危機的最初のピークだったが、リーマン・ブラザーズの破綻を期に金融危機が世界を襲った10月以来、経済界は出口が見えない景気後退にはいった。
小生がビジネスマンになってからは不動産バブルが崩壊した90年代初め、2001年のITバブル崩壊が不況の波としてあったが、今回の危機が与える国民生活全体への影響度はそれ以上である。
こと、人材市場の動きということでは、当然であるが、人材が市場にあふれ出ている。特に民事再生、自己破綻が相次ぐ不動産業界では顕著である。そうでなくても今後の業績不安から先を見て情報収集に動いている人は多くいる。
一方、企業の採用は冷え込んでいる。非正規社員のカット、そして大学新卒者の内定切りが顕著になってきているが、今後は最後の聖域の正社員のカットも十分に考えられる。そのような時期に積極的に中途社員を採用する動きは小さくなるのも当然だ。
ヘッドハンティングビジネスをやっているからではないが、こういう時期だからこそ優秀な人材の採用はチャンスである。そもそも、ヘッドハンティングは1929年の世界大恐慌の時に、リストラをする一方で、優秀な人材をスポットで採用して建て直しを図ったことから始まった。
小生の付き合っているクライアントの社長の理念が「乱世に利あり」である。織田信長も、豊臣秀吉も、太平の世の中では力を発揮しなかった。乱世であるからこそ、伸し上がって天下統一へと繋がっていった。だから、このような厳しいとはいえ100年に一度の変革の中だからこそ、勝ちあがれるのだ、ということである。
その考えの下、積極的に新規事業への進出を考えており、民事再生になった企業の組織ごとの採用を、弊社を通じて実施していただいている。
ぜひ、企業の方にはこのような時期だからこそ勝ち残り、上を目指すために優秀な人材の積極採用を考えていただきたいと思います。





