◇ 国語力と扇風機
以前、夏はやはり扇風機がないといけない、
というようなことを書いたが、我が家の扇風機が突如壊れた。
羽根が折れるというとんでもない壊れ方だったのでメーカー相手に
一揉めしようかとも思ったのだが時間がない。
大きな問題を先送りして、急遽、新たな扇風機を購入した。
その際、息子(小五)に組み立てさせることにした。
待つことしばし、息子は組上げた扇風機をやや誇らしげに持ってきたが、
どう見ても部品が一つ余っている。台座と本体を締め付ける部品だったが、
説明書をよく読まないと接続方法がわからない。
息子は説明書を読まずに組み立てたらしく、その点を指摘すると
正しく組み立てられた。
この例を挙げるまでもなく、我々はデータや情報を日本語で読み、
理解して活用している。
カップラーメンを食べるにも、銀行で手続きをするときも、
大げさに言えば国語力がないと生活が成り立たない。
さらに、複雑な文章だと読むのが精一杯で、それを解釈する余裕がないと
せっかくの貴重な情報も無駄になってしまう。
いまや大抵のものは触っているうちに使い方が何となく分かってしまうので
国語力の不足が深刻な事態を招くことは少ないが、ビジネスの世界では、
文章や発言の含意を読み解くことが重要である場面が多いことも事実である。
国語力のグレードアップを図る不断の努力が必要だ。
吉永 操









