◇ 仕事の守備範囲について
社員数名の小さい会社、特に創業時の会社では
それぞれの社員の守備範囲は良い意味で
オーバーラップしていることが多い。
全員が必死に前進しないと潰れてしまうという
危機感も共有しやすい。大きな会社になると、
社員の守備範囲が確立されている。
数千人の単位で自在に活動していては効率も
悪いし一貫した方向性が取りにくいため、
ある意味では当然の成り行きである。
しかし、どのように整然と組織を構築しても
それぞれの守備範囲の隙間に落ちる仕事が
必ず発生する。
部門長はそのようなときの調整をする機能が
あると思っている。平たく言うと、
「A君、これ君の仕事ではないかもしれないが
今回は引き受けてくれないか」などということを
しながら、業務の取りこぼしが無いようにする
ということだ。
仕事を受ける側も、組織行動の持つ事情を
理解して、自分の守備範囲を少しフレキシブルに
捉え直し、自分を高めるチャンスを積極的に
捕まえる心構えを持つことが大切だと思う。
吉永 操









