◇ 和を以って尊しとす
聖徳太子(実在したかどうかは別として)が制定した(と学校で習った)
十七条の憲法の第一条であるが、私の連れ合いは、高校時代の
日本史の先生がこの十七条の憲法の話のマクラに振った話を今でも
覚えているという。
件の先生は、「何故、小学校の廊下には“廊下を走るな”と書いて
あるのか?」という質問をまず発したそうである。
答えは簡単、「放っておくと小学生は廊下を走るから。」。
この考え方でタイトルの十七条の憲法も読めるというのが、その先生の
主張の骨子だったそうだ。確かにこの憲法が制定されるまで、蘇我氏と
物部氏がどろどろの抗争が続いていた時代であり、蘇我氏の勝利が
確定したからには、そのような武力闘争(天皇が暗殺されるような)はもう
止めよう、というためにわざわざこのような条文を作ったとすると、確かに
納得しやすい。
このような考え方は他にも応用可能で、何故、その国(会社、組織、人)が
そのような発言をしたのかを類推する上で有用な視点だと思った。
吉永 操









