◇ 秘書と白鳥
私が開催するセミナーに、これまでも多くの方々に参加して頂いている。
実際に秘書業務を担当されていない方々は、秘書というとカッコいい職業
だと思われがちなので、「秘書というのは黒子です」と、セミナーの冒頭で
ご説明している。
黒子というのは、表舞台には出ないが舞台での主役(=ボス)が適切な
動きが出来るように、結構アクティブに動いている。
皇居のお堀を優雅に泳ぐ白鳥がボスであるならば、水面下で水を掻いて
いる足が秘書の仕事である。
あるいはゆったりと食事ができるレストランでも、裏の厨房が戦場のような
忙しさであるのとも似ている。
従って、裏方で黒子の秘書はボスが表舞台から楽屋に帰ってきたときは、
結構、くちうるさいのである。
TPOをわきまえていない服装に注文をつけたり、対外的なコメントを修正
したり、社内向けにこのタイミングでこのような話をして欲しいなどなど。
黒子であり部下であるからボスの言うことを無批判に全部、聞き入れると
思ったら大間違いで、秘書のプロはキチンとダメだしが出来る存在でない
と結局は、会社全体のためにならないと自負している。
吉永 操










