◇ 赤穂浪士と秘書
12月14日は赤穂浪士討ち入りの日で、高輪泉岳寺や
赤穂市で義士祭が開かれた。
赤穂浪士の話(忠臣蔵)は、歌舞伎は無論のこと映画や
テレビで何度も上映され小説の題材にも取り上げられているので
大方のストーリーは誰でも知っていると思う。
私は仇討ちに至るプロセスはエンタテーメントとして受け
入れられるが、そもそもの発端の部分がどうしても腑に落ちない。
要するに、浅野匠頭が自分は一国一城の主であることを忘れて
刃傷沙汰を起こしたことが原因であり、例え吉良上野介に非が
あるとしても幕府のルールを破ることの方が罪は重いのではないか。
大きな組織のTOPはめったなことで感情的な態度を取らないものであり、
特に自分の組織外に憤懣をぶつけるような場合は必ず落としどころを
見ていて計算づくでコメントしているはずだ。
忠臣蔵は感情をむき出しにしてしまった無能なTOPが藩士を失業させ、
仇討ち、その後の赤穂浪士の切腹など本人が己を捨てて我慢すれば
失われなかった多くの命を代償にしてしまった悲劇であると私は思う。
それにしても、松の廊下の直接原因が当日のドレスコード間違いである
というのは悲しすぎる。
せめて浅野家に有能な秘書が居ればこのようなミスは未然に防げた
かもしれない。
ワンマン社長は自分の言動を律するためにも有能な秘書が必要では
ないだろうか。
吉永 操









