◇ 新入社員2010
新入社員が街に溢れる季節になった。
まだ集合研修中なのであろうか、昼休みに、
不慣れなスーツ姿で群れて歩いている新人の集団を見かける。
かつてはほのぼのとした春の風物誌であったこのような光景も、
昨年来の就職氷河期を乗り切った、或いは妥協したかもしれない彼等に
思いを馳せると、その姿も心なし疲れているように見える。
これから本格的に仕事を始めると、現実の仕事が結構、
泥臭いものだということがわかってくると彼等はどのように感じるのだろうか。
さしたる努力もしないで就職した我々の世代でも“5月病”に陥る者もいた。
期待と現実のギャップに悩んでいた我々以上に今の若者は
現実の厳しさを社会に出る前から経験している。
過度の期待はしていないと思うのだが心身のバランスを崩さないよう本人は勿論、
我々も気を付けたい。
吉永 操









