◇ そういえば経団連
民主党に政権交代して以来、自民党とともに影が薄くなった観がある
経団連だが、今回の総会で会長が住友化学会長の米倉氏に交代した
とのニュースがあった。
総会には鳩山首相も出席していたが、民主党=連合、自民党=経団連
というわかりやすい構図から少しお互い歩み寄ったのであろうか。
経団連は消費税を上げること、法人税率をさげることをかねてより
主張しているが仲良くできるのかな、などと思ってしまう。
米倉新会長は総会で
「企業が元気を出してこそ雇用や財政健全化などが可能になる」
とコメントしている。
また、温室効果ガスの政府目標(1990年比25%削減)に対して
「25%でなくても世界をリードできる。
企業が疲弊して技術開発が可能か心配」とのコメント。
弱体化しているとはいえ、首相の目の前で企業擁護とも捉えられる
発言をする大物だ。
いろいろ批判はあるかもしれないが、“企業を元気にしよう”という
スローガンは現時点では大企業の搾取の肯定というよりも、
日本全体の活性化、消費拡大に直接貢献できる選択肢ではないだろうか。
昨年後半から盛り返してきたとはいえ、経済状態は不安定であり
不安感は払拭されていない。
どうしても腰が引けてしまう状況を打破するためにも、特に企業のトップは
ポジティブなイメージを発信するべきであり、各論に異論はあるはずだが、
今回の経団連新会長のコメントは総論として良いものと受け止めた。
吉永 操









