◇ 不純なモチベーション
かなり前に私の息子が勉強に集中できるのは
空腹のときに限る、という話をかいた。
小六男子にとって、空腹であることは
何者にも変え難く耐えられないらしい。
まさに目の前にぶらさげられたニンジンを
追う馬のようだ。
仕事のモチベーションも、
崇高な目標だけでは息切れがする。
今日、ここまでがんばったら
帰りにビールを飲む、などという感じで
仕事をするのが結局は健全なのかも知れない。
志が低い感じも否めないが、
毎日ピンピンに張りつめていては
いつか切れる。
ダラダラしてばかりでは駄目だが、
緩急は自分でコントロールすることが理想だ。
最終形がぶれていなければ、
多少の回り道や速度低下には寛容でありたい。
ただ、日々の仕事の中では
なかなか力を緩める勇気がないのも事実である。
難しい話だ。
吉永 操









