◇ オタクの法則
JR大宮駅の西口を出て、
そごうデパートからビッグカメラに抜ける
ルートがある。
このルートを歩いていると
ビッグカメラに近付くにつれて、
ショルダーバッグをたすきがけにする、
あの、独特のスタイルの人が増えていく。
圧倒的に若い男性が多い。
このスタイルの人は十中八九、
ビッグカメラのゲームコーナーに
向かっている。
あれほど「オタク」と
若い女の子にからかわれても
彼らはそのスタイルを一向に改めない。
ゲームのデモ機などを触るときに
両手を自由にして、なおかつ鞄を
保持するためには、あの格好しか
ないのだ。
合理的といえばそうなのだろうが、
これほど頑なに、道を歩いているときから
そんなスタイルをする必要はないのではないか。
或いは、これが同類を識別するサイン
なのだろうか。
一寸違うかもしれないが、
ひたむきに物事に打ち込む人は
端から見るとどこか滑稽なものだ。
しかし若者よ、世の中、
もっと夢中になるべきものがあるのではないか?
吉永 操









