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ゲーム業界エキスパートをサーチいたします

ゲーム業界の市場規模は、主要なもののみを対象としても3兆6971億円と相当な規模に上っており、娯楽でありながらも、大きな産業に位置づけられています。労働者については2万5000人弱、平均年齢については35歳弱となっており、他業種に比べ明らかに若手が多いことが特徴の業界といえます。 2000年代中頃あたりまでは、ゲーム業界は軒並み成長を続けてきたものですが、2008年あたりから、この傾向が緩和されていき、停滞に至ったといえます。しかし、2012年あたりからは、スマホゲームによって巻き返す一方となり、この翌年ついに市場規模が増加に至っています。 最近では、一部のゲームが、eスポーツとして認知されつつあり、さらなる飛躍と発展が期待できます。

ゲーム業界の職種紹介

  • ゲームクリエーター
    • ゲームクリエーターは、ゲームを制作する職業です。ディレクターやプランナーをはじめ、プログラマーやキャラクターデザイナーなどのゲーム制作に携わる職業の総称です。
    • ゲーム制作の現場はプロデューサーやプランナーによるゲームの企画からはじまります。そして、実際に企画されたゲームのストーリーなどをもとに、ディレクターが指揮をとってゲームのシステムとなるプログラムやキャラクターグラフィックなどの構築作業へ移ります。
    • ゲームは、いくつかの役割を担ったチームによって作り上げられていきます。
    • ゲームクリエーターになるには、任天堂などのゲームメーカーやマーベラスなどの下請けとなるゲームソフト制作会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • ゲームクリエーターの採用にあたっては、資格の有無を求められることはありませんが、ゲーム制作における知識を身に付けているかどうかが基準となります。
  • ゲームプログラマー
    • ゲームプログラマーは、ゲーム制作おけるプログラミングを構築する職種です。C言語やC++などのゲーム制作で使われるプログラミング言語を用いてコンピュータに指示し、ゲームがうまく動くようにシステムを構築していきます。
    • プラグラムの構築を行うだけでなく、プログラムを見ただけではわからないバグの修正など実際に動作を確認する作業も行います。
    • ゲームプログラマーになるには、ゲームメーカーやゲーム制作会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • 多くのゲーム機で使用されるC言語やC++などのプログラミング言語、さらには、JavaやFlash、HTML5などスマートフォン対応のスキルも必要になります。
    • プログラマーは細かなことに気付ける繊細さや注意力のある人物が求められます。業務では、バグの修正などに追われて残業が続いてしまうことも少なくありません。
  • ゲームプロデューサー
    • ゲームプロデューサーは、ゲーム制作を統括的に企画する職種です。予算やスケジュールの組み立てを行う他、制作に携わるスタッフの選定や、販売促進の計画などを行います。
    • ゲームをプロデュースする前にある程度の予算が決められていることがあります。そうした中、決められた予算内でどのようにスタッフの能力を引き出していけるか、どのようにプロジェクトを遂行していくかを調整することも仕事の1つです。
    • ゲームプロデューサーになるには、ゲームメーカーやゲーム開発会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • ゲーム開発の現場で経験を積み、ゲームディレクターを経たあとに、ゲームプロデューサーになるケースが多いです。
    • ゲームをプロデュースするという立場上、プログラミングやグラフィックなどをどのように進めていき、どのくらいの期間がかかるか等、細部にわたる知識やノウハウが求められます。
    • ゲームプロデューサーは、ゲーム制作におけるリーダーという立場になるので、人をまとめる力、的確な指示を出せる力、プロジェクトのメンバーをフォローできる力が求められます。
    • また、プロデューサーはでき上がったゲームをどのように宣伝し、売り上げを伸ばしていくかも仕事に含まれます。
  • ゲームディレクター
    • ゲームディレクターは、ゲームプロデューサーがゲーム制作の外枠を統括するのに対して、内枠である制作の現場を統括するという職業です。
    • スケジュール管理の他、ゲーム制作スタッフに対するアドバイスや指示、チームのまとめ役となってゲーム制作の場に関わります。
    • ゲーム開発を直接行わないものの、ゲーム制作の全体を指揮するという立場になります。
    • ゲームディレクターになるには、ゲームメーカーやゲーム開発会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • ディレクターとして実際に働くには、ディレクター枠として入社する方法の他、プログラマーやキャラクターデザイナーなどの開発職で経験を積んでからなるといったケースがあります。
    • ゲーム開発の現場を直接指揮するという立場上、ゲーム開発の流れや中身などについてはしっかりと把握している必要があります。企画力に加えてt、現場の作業に精通した人が望ましい。
    • ゲームディレクターとして求められる要素はしっかりとコミュニケーションがとれるということ。実行力や豊かな発想力も求められます。
  • ゲームプランナー
    • ゲームプランナーとは、ゲームの企画から制作・集計などを担う職種です。
    • 顧客のニーズやどういった層向けに発売するのかをもとに、ゲームの企画を行うことから始まります。そしてプロデューサーやディレクターとすり合わせを行いながら、ゲームの概要を作成。それをもとにして、ゲームのレイアウトやルールなどの詳細な仕様書を作成していきます。
    • プログラマーやデザイナーはプランナーの作成する仕様書をもとに開発を行っていくため、明確な仕様書を作成しなければなりません。
    • ゲームが開発されたあとにテストプレイを行い、ゲームのデバッグや改善点などを挙げていきます。
    • 企画をどのように現実化していくか検証するのもプランナーの仕事です。
    • ゲームが開発されたあとにもゲームプランナーとして、開発後の集計や分析といった仕事があります。次回のゲーム開発に活かします。
    • ゲームプランナーになるには、ゲームメーカーやゲーム開発会社に採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • 分析能力やコミュニケーション能力が重視されます。
    • 自分の言いたいことをしっかりと相手に伝えられる、高いコミュニケーション能力が求められます。加えて、柔軟な思考や豊かな発想力、加えてニーズを取り込むための分析力が求められます。
  • キャラクターデザイナー
    • キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメ、紙媒体など様々な分野でキャラクターをデザインする職業です。
    • クライアントの要望に応えつつ発想力を活かして、キャラクターを作り出すことからはじめます。
    • アイディアの段階では、手書きでデッサンするのが一般的。その際、様々な場面で用いられることを考えて、角度や表情、ポーズなどを変えて同じキャラクターだけでいくつものイラストを作成していきます。
    • キャラクターが採用されたら、次は実際に使用できるように電子媒体にしていくのが第二段階。画像編集ソフトやイラストソフトなどを使用して、パソコン上で描き出していきます。
    • ゲームの現場においては、3DCGの知識を用いて立体的に描き出すこともあります。
    • キャラクターデザイナーになるには、ゲームメーカーやデザイン会社の他、玩具や文具メーカーに採用されて仕事に就くのが一般的です。
    • デッサンや画像編集ソフトの基本的な使い方など最低限のデザインに関する知識は必要になります。
    • キャラクターデザイナーの世界では、電子媒体が主になった今でも高いデッサン能力が求められます。
    • 他にも、豊かな発想力を持っているという点も重要です。やはりキャラクターデザイナーとしてキャラクターを印象付けるには、「他とは違う魅力がある」という点も求められます。
  • モーションデザイナー
    • モーションデザイナーはゲームなどのキャラクターの動作をデザインする仕事です。
    • モーションデザイナーは、戦闘時のアクションはもちろんのこと、キャラクター動作を考えることによって、キャラクターの性格をより明確にし、よりユーザーをゲームに引き込む役割を担っています。
    • モーションデザイナーはあくまでも動作のデザインを行う仕事だということ。実際のキャラクターの動きは、プログラマーがプログラムで構築していきます。
    • モーションデザイナーになるには、ゲーム制作会社などに採用されて仕事につくのが一般的です。
    • 就職の際はモーションデザインに必要なソフトの知識などを求めている会社が多いです。モーションデザインで良く使用されるソフトは、3DCGソフトのMayaや3dx Max、MotionBuilder等です。
    • 豊かな発想力やアイディア、そして動きを考えるもとになる観察力が求められます。
    • プログラマーやディレクターなどと共同で仕事を進めることが多い仕事です。そのため、コミュニケーション力はもちろんのこと自分のデザインをうまく伝える力も求められます。

ゲーム業界で求められるスキルは、専門学校等で学べます。基本的なスキルを身に付けた上で、業務経験を積み重ねていきます。また、業務をしながら、上の仕事に就くために資格の取得や当たらなスキルの習得を目指している人も多いです。実力がものをいう世界ですので、ヒット商品を生み出せば、その後の評価や報酬も上昇可能です。

eスポーツとは

  • eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略称です。
  • 広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使ったスポーツ競技のことを指します。複数人のプレイヤーで対戦するゲームをスポーツとして解釈して「eスポーツ」と呼びます。
  • アメリカではすでに、国が「eスポーツ」を「スポーツ」として認めており、「プロゲーマー」が「スポーツ選手」であることを認めています。
  • 今のところ、日本は世界から「eスポーツ」の後進国と呼ばれており、まだまだ「eスポーツ」という単語すら認知が低い状態と言わざるを得ません。
  • 世界のeスポーツ人口
    • 世界の競技人口:約1億人以上
    • 競技人口以外に観戦、視聴者:3億8000万人以上
  • 日本のeスポーツ人口
    • 日本の競技人口:390万人以上
    • 競技人口以外に観戦、視聴者:160万人以上
  • eスポーツ公認条件(一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)による定義)
    • ゲーム内容に競技性が含まれること(競技性)
    • ゲームとして3か月以上の運営・販売実績があること(稼働実績)
    • 今後もeスポーツとして大会を運営する予定があること(大会の継続)
    • e スポーツとしての大会の興行性が認められること
  • eスポーツに携わる仕事
    • プロゲーマー
      ゲームをすることで報酬を受取る人です。ゲーム会社などがスポンサーとなって、生活基盤を保証して活動したり、海外の大会への遠征費等の提供を受けて活動している人もいます。
    • ゲーム実況者
      eスポーツにもプロのスポーツ競技のように実況者が必要です。ゲームがあまりわかっていない視聴者にもわかりやすく説明出来るスキルが必要になってきます。もちろん、ゲームについての知識がないと務まりません。
    • イベント運営者
      e-sportsの大会やイベントを運営するだけではなく、企画・構成までを含めた仕事です。いわばe-sportsの大会を作り上げるスペシャリストであるといえます。観客を魅了する演出力が必要になります。
    • マネージャー
      有名なプロゲーマーや、大きなプロゲームチームにはマネージャーがついています。ゲーミングハウスのあるプロゲームチームの場合、マネージャーの仕事は、四六時中ゲームをしてしまうプロゲーマーもいるのでゲーム時間を制限したり、体調管理や広報担当まで、プロゲーマーに携わりながら身の回りの世話から体調管理までサポートします。
    • ライター
      主な仕事は、eスポーツの取材、プロゲーマーへのインタビュー、それをもとにした原稿作成などなど。重要なのは「大会の概要」「プロゲーマーの概要」「ゲームの概要」を広く知らしめる役割になります。

日本のeスポーツ大会では「高額賞金を出せない」「海外の大会の高額賞金を受け取ることもできない」という法的な問題があるようです。日本でのeスポーツの賞金は、景品表示法の観点から「上限10万円、もしくはゲーム代金の20倍までの賞金額。複数の事業者で開催するイベントの場合は上限30万円」となり、海外と比較してしまうと、法整備や文化などの違いから出遅れてしまった感は否めません。

ゲーム業界の年収

  • ゲームクリエイターの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移
    青色:年収  赤色:月収  黄色:ボーナス
    ゲームクリエイターの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移(クリックして拡大)
    (平均年収,jp 参照)


    国税庁長官官房企画課(2009)『平成 20 年分民間給与実態統計調査−調査結果報告−』(クリックして拡大)

ゲームクリエイターの年収は勤務する会社の規模や、経験などによって大きな違ってきます。 大手のゲームメーカーやゲーム開発会社になればなるほど、ゲームクリエイターの年収も高い傾向にあります。特にゲームクリエイターには残業が多くなりがちな職業ですが、裁量労働制を採用しているところもあり残業代が出ないこともあります。

業務に関連する資格

  • ゲームクリエイターの仕事に関連するおもな資格としては、以下が挙げられます。
    • CGクリエイター検定
    • CGエンジニア検定
    • マルチメディア検定
    • C言語プログラミング能力検定
    • Javaプログラミング能力認定試験
    • 基本情報技術者試験
    • 画像処理検定
    • 色彩検定

絶対に必要とされる資格がないゲームクリエイターの採用試験では、資格そのものよりも、具体的にどのような知識やスキルを持っているのか、何をしていきたいのかという点のほうが重視される傾向が強いです。たとえば、デッサンや自作の作品を見せるなど、何らかの成果物を見せることができれば評価につながることがあります。資格取得を目的とするのではなく、まずはゲームクリエイターとしてどのような仕事がしたいのかを考え、その仕事に携わるために必要な知識やスキルについて学び、取得することが大切です。

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参考・引用

ゲーム業界の職種紹介(ha.athuman.com)
【ゲーム業界研究】現状、今後の動向、職種紹介について(in-fra.jp)
eスポーツとはどんなスポーツ?話題のオリンピック新種目「eスポーツ」を丸裸!(bauhutte.jp)
異業種が熱視線 日本の「eスポーツ」はビジネスになるのか (itmedia.co.jp)
ゲームクリエイターの年齢別年収予想推移と給与ボーナス予想推移 (heikinnenshu.jp)
国税庁長官官房企画課(2009)『平成 20 年分民間給与実態統計調査−調査結果報告−』
ゲームクリエイターの仕事(careergarden.jp)

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